2008年09月25日

012【東京都1部】「Time To Go」(第42回東京都社会人サッカーリーグ1部第18節/9月23日/Racing Club de Tokyo vs. (株)日立ビルシステムサッカー部/駒沢オリンピック公園補助競技場)

 11月の8日・9日、15日・16日と2週間に渡って神奈川県で行われる第42回関東社会人サッカー大会も迫り、東京都1部が佳境に入っている9月23日(火・祝)、駒沢オリンピック公園補助球技場において3位以内を目指す(株)日立ビルシステムサッカー部と残留を目指すRacing Club de Tokyoが対戦した。

 この日はFIFAフェアプレーデーにあたり、試合前に両チーム選手と審判団が一緒に集合写真に納まるなどフェアプレーの精神を確認しあった。
 前節勝利を収め、残留圏内の暫定11位に入ったRacing Club de Tokyoメンバーは忙しい中でも前節同様ベストメンバーが揃い、強豪日立ビルシステムに挑む。一方の日立ビルシステムは暫定3位ながらも残り3試合を残しており、ライバル達よりも優位に立っている。残留争い中のチームにきっちり勝って、3位以内を引き寄せたいところ。
 試合は序盤から守りを固めるRacing Club de Tokyoに対し、日立ビルシステムが攻勢に出る。

 今季より東京都1部へ昇格したRacing Club de Tokyoはしっかりとした守備から前節ハットトリックを記録したFW の22番の個人技を活かした速攻を狙いたいところ。前半14分、狙い通りカウンターから22番が右サイドを抜け出すも、シュートは枠を捉えきれず。
 Racing Club de Tokyoはファーストチャンスを逃すと、次第に日立ビルシステムの人もボールも動くサッカーに翻弄され始める。相手の個人技を警戒して受身に回った守備をするRacing Club de Tokyoに対し、日立ビルシステムは前半30分に左サイドからのセンタリングをFWの14番が頭で合わせて先制。
 その後も日立ビルシステムが押し気味に試合を進め、前半39分に連続して獲得したコーナーキックからMF19番がゴールを奪い、0−2で前半終了。

 日立ビルシステムは後半開始から選手交代。セットプレー時に左足から再三精度の高いキックを見せていた9番を下げた日立ビルシステム。セットプレーという武器を自ら封じる。
 一方、残留に向けて負けられないRacing Club de Tokyoは上位チームを相手に消極的なプレーが目立った前半とは打って変わり、積極的に前へ出る守備を開始し、互角の展開へ。
 守備が安定したRacing Club de Tokyoは攻撃でも冴えを見せ始める。後半10分にペナルティーエリア内で22番がフリーでヘディングシュートを放つが、惜しくもボールはキーパー正面。直後の後半12分、今度は日立ビルシステムが反撃に出るも、シュートはポスト直撃。続く後半15分にはRacing Club de Tokyoがフリーキックから枠を捉えるも、日立ビルシステムのGK1番が好セーブ。

 緊迫した展開が続いた後半戦は選手もヒートアップし、ピッチ上の選手からは「今日はフェアプレーデーだぞ」という声も入る荒れ気味の展開へ。
 その後、お互いにゴールへ迫るも譲らず。0−2で日立ビルシステムが勝利を収めた。


 勝った日立ビルシステムは勝点を30まで伸ばし、暫定4位につける警視庁 サッカー部との勝点を9とし、残り2試合で勝点1を積み上げれば3位以内確定となる。

 一方のRacing Club de Tokyoはこの試合で今季のリーグ戦が終了。暫定11位と依然残留圏内だが、共に1試合を残す九曜FCと東京23サッカークラブのどちらかが勝点3を獲得した時点で東京都2部降格となる。
 東京都2部は13チームずつが3つのブロックに分かれ、各ブロックの首位のみに東京都1部への昇格を許される厳しいリーグ。Racing Club de Tokyoが残留出来るかは、今週末に行われる他チームの結果次第となった。


 この日はRacing Club de Tokyoの今季リーグ最終戦となる。そのためか、多くの家族・関係者が駒沢補助競技場を訪れていた。試合後、駒沢補助競技場のピッチでは応援に駆けつけた人々と選手が記念撮影を行っていた。
 この試合で現役を引退する選手もいるという。東京都1部は上を目指す戦いの場であると同時に、仕事をしながらより高いレベルでサッカーに挑戦する選手達にとっては自分自身との戦いの場でもある。

 選手、家族にとって一つの区切りとなる試合が終わった。
 家族と共に過ごす。引退した選手にはこれから、新しい週末が訪れる。

(文・北沢耕一)

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この日は「FIFAフェアプレーデー」
東京都1部も世界のフットボールファミリーの一員だ。(写真・北沢耕一)
posted by 3rdFlightFootball at 12:48 | TrackBack(0) | 都道府県リーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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