2008年09月18日

009【東京都1部】「東京都1部集中開催マッチレポート」(第42回東京都社会人サッカーリーグ1部第18節/9月15日/駒沢オリンピック公園補助競技場)

 先週末に行われた東京都1部の集中開催。先日、後藤勝氏が速報を流したが、改めて4試合をレポートしていきたいと思う。東京都1部は馴染みの薄いリーグだと思われるので、各チームの簡単な紹介と合わせてレポートしていく。

 まず始めに東京都1部の概要について。今季、14チームによって構成されている東京都1部は1回総当りで順位を決定していく。試合形式は45分ハーフ、ベンチ入り7名で交代は3名まで許される。上位3チームが上部カテゴリーである「関東サッカーリーグ2部」への昇格決定戦である「関東社会人サッカー大会」への出場権を得ることができる。また、下位3チームは東京都2部との自動昇降格となる。なお、所属チーム数は関東リーグとの入れ替えによって変動があり、昨季は15チームでリーグ戦が行われた。今季、関東2部でT.F.S.C.が最下位となったため、来季のリーグ数に変動があるかもしれない。

 続いて集中開催について。都リーグは各チームそれぞれが一定数の会場を確保し、それを持ち合って試合を運営している。しかし、雨天等で試合が中止となった場合などに集中開催が行われることがある。そのため、今回は順延分となる4試合が行われた。


【第1試合/第8節順延分/青梅FC・DIEGO vs. (株)日立ビルシステムサッカー部】
◇青梅FC・DIEGO
 青梅FCのセカンドチームとして誕生したチーム。現在はほぼ別チームとなっている。チームの雰囲気は明るく、和気藹々とサッカーを楽しんでいるようだ。
◇(株)日立ビルシステムサッカー部
 東京都1部の強豪企業チームで関東社会人大会の常連。長年関東リーグ昇格を目指して活動しているが、未だ果せず。埼玉県さいたま市に天然芝のグラウンドを保有している。また、熱心なサポーターが応援に駆けつける。

 試合は前半、お互いに引かない互角の展開。試合が動いたのは後半29分。コーナーキックから日立ビルシステムが先制。その後はお互いに譲らない試合が続くが、ロスタイム直前に日立ビルシステムが追加点を上げて勝負あり。ロスタイムにとどめとなる3点目を決めた日立ビルシステムが0−3と勝利し、地力の差を見せ付けた。
 日立ビルシステムはこれで勝ち点27とし、3試合を残して暫定3位と関東社会人大会出場へ大きく前進した。


【第2試合/第8節順延分/プログレッソ東京 vs. 青梅FC】
◇プログレッソ東京
 柏レイソル、コンサドーレ札幌に所属していた棚田 伸が監督兼選手として所属するクラブチーム。Jrユースから幼児までのスクールを持ち、東京都稲城市を拠点として活動している。
◇青梅フットボールクラブ
 昨季まで関東リーグに13年間所属していた東京都青梅市のクラブチーム。2002年には関東リーグ優勝も経験している強豪だが、クラブの新陳代謝が上手く進まずに現在は低迷中。関東リーグ以来のサポーターの声援に応える活躍を見せたい。

 関東社会人大会出場権争いが「東京海上日動火災保険」「FC新宿」「日立ビルシステム」「警視庁サッカー部」の4チームにほぼ絞られた中で行われた暫定5位と暫定7位の試合は、消化試合の様相を呈した。お互いに守備に重点を置いたまま、前半は0−0で終了。後半、青梅FCは途中交代の27番が右サイドから積極的な崩しを見せるも得点には至らず、そのままスコアレスドロー。


【第3試合/第7節順延分/フットボールクラブ新宿 vs. 警視庁 サッカー部】
◇フットボールクラブ新宿
 新宿区サッカー協会が主体となって発足したクラブチーム。選手は関東大学リーグ等で活躍した経験値の高い選手を中心として集められており、個々のテクニックに主体を置いたサッカーを展開する。
◇警視庁 サッカー部
 その名の通り、警視庁のサッカー部。東京都東大和市に天然芝グラウンドを有する。身体の強さはリーグ屈指で、その名に恥じないガッツあるプレーを見せる。毎試合多くのOBが駆けつけ、声援を送る。1stユニフォームはスウェーデン代表と同じ青・黄であり、左袖に縫い付けられた「ピーポくん」のワッペンが眩しい。

 暫定2位と暫定4位の直接対決となった試合は白熱した一戦となった。前半早々の5分にFC新宿21番がミドルシュートで先制すると、前半21分にはスルーパスに抜け出した14番が追加点を上げたFC新宿。2点リードしたFC新宿だが前半30分過ぎから足が止まり始めると、警視庁が試合を支配する。
 後半も運動量に勝る警視庁が押し気味に試合を進めるも、FC新宿は粘り強い守備でゴールを割らせず。試合は2−0でFC新宿が勝利。
 勝ったFC新宿は関東社会人大会へ向けて大きな一歩。逆に警視庁は3位以内が厳しくなった。


【第4試合/第9節順延分/FC青山 vs. Racing Club de Tokyo】
◇FC青山
 青山学院大学のOBで構成されたOBチーム。ユニフォームも青学大サッカー部に似たデザインをしている。
◇Racing Club de Tokyo
 今季東京都2部から昇格してきたクラブチーム。元々は早稲田大学のOBチームだったが、現在は東京工業大学OBが多い。GKの12番を中心とし、組織的で合理的、スマートな全員サッカーを展開する。

 暫定最下位と降格の危機が迫るRacing Club de Tokyoと残留が決定しているFC青山。試合はRacing Club de Tokyoが東京都1部残留への意地を見せた。まず前半14分にRacing Club de TokyoのFW、22番が後ろからのロングパスをペナルティーエリア内で胸トラップから右足の一閃で先制。その後、FC青山に押される場面も多かったRacing Club de Tokyoだが組織的な守備でブロック。すると後半38分にカウンターから22番が豪快にミドルシュートを叩き込み、その2分後にも22番がハットトリックとなる得点を決めて試合終了。
 Racing Club de Tokyoは残留へ大きな手ごたえとなる勝ち点3を手にした。


 この結果、すでに全日程を終了している東京海上日動火災保険(株)サッカー部の3位以内が決定。関東社会人大会出場権の残り2枠をフットボールクラブ新宿、(株)日立ビルシステムサッカー部、警視庁 サッカー部の3チームで争う。
 また、降格争いではチームDiegoの降格が決定し、Racing Club de Tokyo、九曜FC、東京23サッカークラブが残留に向けて争う。

 東京都1部リーグも残すところ9試合と、佳境に差し掛かった。それぞれに個性あるチームが参加するリーグを観る機会も残り少なくなってきている。また、東京都だけではなく各道府県リーグにも個性的なチームは多い。新たな出会いを求め、下部カテゴリーの試合に足を運んでみてはどうだろうか。

(文・北沢耕一)

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東京都1部にもサポーターが駆けつけ、弾幕を張るチームが存在する。(写真・北沢耕一)
posted by 3rdFlightFootball at 22:29 | TrackBack(0) | 都道府県リーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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